サラサラとふるいにかけて
望みを細かく選り分ける
これは純粋無垢な望み
これは子供の頃親に愛されるために自分の望みだと思い込んだもの
これは社会で上手く生きていくために必要だと判断したもの
これは自分を認めたくて欲したもの
これは他人に認められたくて欲したもの
細かく細かく選り分けて
目の前に並べじっと眺めてみる
心が反応しなくなるまで
何度も何度も見詰める
どれも必要で大切なものだった
気が済むまで見詰めたら
要らない粒は思い切って
ここに吹く風に流そう
そうして望みの純度を上げてゆく
大きさも色も種類も
バラバラな粒が集まって私たちはできている